●書籍1

写真集

広島・長崎−
原子爆弾の記録

平和のアトリエ 1984刊

被爆直後の広島・長崎を撮影した日本人カメラマンの写真と、米軍撮影の写真を交えた被爆写真集の決定版。
日本、スペイン、ドイツ語版あり。

日本PTA全国協議会選定図書、全国学校図書館協議会選定図書、日本図書館協会選定図書

アウシュヴィッツの記録

三省堂 1985刊

初めて暴かれた史上最大の殺人工場の全貌。歴史的な資料写真と合わせて今日のアウシュヴィッツ博物館も紹介している。
新聞等の書評欄でも大評判
銀座と戦争

平和のアトリエ 1986刊

昭和12年から22年の約10年の銀座を400枚の写真でつづる”銀座と戦争”の物語。木村伊兵衛、土門 拳、菊池俊吉、石川光陽、影山光洋、林 重男らが撮影した日本近代史の写真第一級資料。
新聞・テレビが一斉に絶賛。
原子爆弾の記録−ヒロシマ・ナガサキ

三省堂 1980刊

「広島・長崎−原子爆弾の記録」の姉妹編。米国戦略爆撃調査団撮影の未公開写真320点を収録した保存決定版。

世界平和の絵本シリーズ

アメリカ:
トラップ一家物語

ハンス・ヴィルヘルム作
平和博物館を創る会訳編
平和のアトリエ刊

映画「サウンド・オブ・ミュージック」で世界的に有名になったトラップ一家の実話。
祖国オーストリアを離れた後アメリカにわたった一家は、戦後も世界各地を演奏旅行するかたわら祖国に援助物資を送り続けた。

ドイツ:
ローズ・ブランチュ

クリストフ・ガッサス
ロベルト・イノセンティ作
ロベルト・イノセンティ絵
平和博物館を創る会訳編
平和のアトリエ刊

ドイツの小さな町に住む女の子ローズ・ブランチュは、ある日町外れでユダヤ人の強制収容所をみつけ、毎日自分のお弁当を飢えた収容所の子供たちに届けるようになる。やがてドイツ軍が撤退、ソ連軍が町に迫る。町外れに行った彼女がそこで見たのは?
ニュージーランド:
大砲の中のアヒル

ジョイ・コウレイ作
ロビン・ベルトン絵
平和博物館を創る会訳編
平和のアトリエ刊

町を砲撃しようとする大砲の筒の中でアヒルが卵を抱いていて撃つことができず、将軍と町長は相談し卵がかえるまで休戦する。その間、兵士たちは町の家々のペンキ塗りを手伝い、将軍は町長の家へ遊びに出かける。そして、卵がかえった時には、みんなもう戦争をする気がなくなっていた。
ポーランド:
廃虚のなかの結婚式

岩倉 務、レナ・マルシニャク作
フランチシェック・マシルシチャック絵
平和博物館を創る会訳編
平和のアトリエ刊

ナチスに占領されたワルシャワで市民軍が蜂起した。18才の娘ブロンディンカは地下に隠れ負傷兵を懸命に看病するが、激しい攻撃の中で生き残ったのは3人だけ。解放後、廃虚の中で彼女と松葉杖の青年の結婚式が行われる。平和博物館を創る会が発掘した実話。
イギリス:
ねことねずみ愛のものがたり

ナネット・ニューマン作
マイケル・フォアマン絵
平和博物館を創る会訳編
平和のアトリエ刊

若いねずみのジャスパーと8匹の子持ちねこのレオラが祝福されて結婚したが、ハネムーンも終わらぬ内にネコとネズミの戦争が始まる。ジャスパーとレオラは戦場へ出かけ、自分たちの家族の話を元に「戦争という人間の過ち」を真似るなと訴える。
フランス:
番号のいれずみ

ジャン・ピエール・ヴィトリ作
マニュエル・グラシア絵
平和博物館を創る会訳編
平和のアトリエ刊

夏休みのキャンプ場、町の子たちと地元の子たちがサッカーをしていると、一人のおじいさんが審判をかって出る。子供たちはおじいさんの腕にある番号のいれずみに気づき不思議に思う。おじいさんは強制収容所でいれずみを付けられた頃の戦争中の体験を話しはじめる。
スイス:
こどもたちのはし

マックス・ポリガー作
シュテバン・ザヴレル絵
平和博物館を創る会訳編
平和のアトリエ刊

川をはさんで向かい合う農家の親たちはけんかばかりしていたが、子供たちは飛び石伝いに川を渡り、なかよく遊んでいた。ある日長雨の後の増水で川が渡れなくなり、子供たちはしょんぼりして元気をなくしてしまった。訳を知った両岸の親たちは子供たちが元気になるように協力して橋を架ける。
スウェーデン:
アコーデオンひきのオーラ

ラールス・フォッセル作
フィッペン・ハルド絵
平和博物館を創る会訳編
平和のアトリエ刊

オーラがひくアコーデオンの調べを聞くと、悩みや苦しみ悪意を忘れ、喜びと善意、愛情で輝いた。宮殿で聞いた国王は兵器工場を閉鎖し、国連ではどの国も争いを止め仲良くなった。ジャングルでは動物も聞きほれた。しかし黒ヒョウが....
ロシア:
ワシリーエフ島から来た少女

ユーリー・ヤコブレフ作
平和博物館を創る会訳編
平和のアトリエ刊

レニングラードはドイツ軍に900日も包囲され、飢えと寒さで多くの市民が死んだ。市内のワシリーエフ島にいた少女ターニャもその一人。40年後、彼女の残した短い「日記」に感動した一人の少女がターニャたちの記念碑の建設を手伝うことになる。
日本:
東京がもえた夜

虫プロダクション絵
平和博物館を創る会編
平和のアトリエ刊

平和博物館を創る会が製作した映画「君知ってる?首都炎上−アニメ東京大空襲」の絵本化。一夜にして10万人以上が死に、100万人が家を失った1945年3月9〜10日のB29による東京大空襲。3人の体験者の証言を元に平和の大切さを訴える。
すばらしい地球

文:ニック・バターウォース
絵:ミック・インクペン
平和博物館を創る会訳編
平和のアトリエ刊

宇宙の誕生から生物の進化をたどり、地球の大切さと人と生き物の共生を、やさしく、楽しく訴える。ウイットにも富み、平和と環境問題を考える立体絵本。