写真家の紹介
菊池俊吉(Shunkichi KIKUCHI)
●略歴
1916年 (大正5年)5月1日、岩手県花巻市御田屋町にて生まれる
1938年 オリエンタル写真学校卒業後東京光芸社写真部入社、報道写真家として歩み始める
1941年 岡田桑三によって設立された東方社、写真部に入社
1942年 2月に創刊された陸軍情報誌「FRONT」に写真スタッフとして参加
1945年 文部省「日本学術研究会議 原子爆弾災害調査特別委員会、広島・長崎調査団」が日本映画社に依頼した被災地の記録映画撮影のスチール写真担当として医学班に属し、9月30日〜10月22日被爆後の広島を撮影
1946年 木村伊兵衛らと文化社を設立
焼け野原の東京を撮影、「東京1945年・秋」を出版
科学雑誌「自然」創刊より参加、内外科学者プロフィールなど科学分野の写真に携わる
1951年 「世界」、「中央公論」、「婦人公論」などのグラビアページに写真を発表
1986年 歴史的資料となる「銀座と戦争」、「昭和の歴史」などの写真集に作品が掲載
1990年 11月、急性白血病で没す。享年74才
●作品(永久保存/収蔵)
1986年 東京都写真美術館 :作品30点永久保存
神奈川県川崎市民ミュージアム : 作品20点永久保存
1990年 米子美術館:作品2点永久保存
京都国際平和ミュージアム:作品7点永久保存
1992年
江戸東京博物館:作品2点収蔵 1995年 愛媛県県立総合科学博物館:作品2点(朝永振一郎・ハイゼンベルク)収蔵
静岡県富士市立博物館:作品1点(ドキュメント:正座の家族の食事)収蔵
1996年 各務ヶ原航空宇宙博物館:作品1点(飛燕)収蔵
日野自動車工業株式会社資料館:作品3点(熊谷飛行学校、池袋駅)収蔵